
名古屋市天白区にある八事霊園は、大正初期から昭和30年代初めに名古屋市が造成した市営墓地です。名古屋市天白区、高級住宅や大学が立ち並ぶエリアに広大な敷地を持つ歴史ある霊園で、動物の看板が特徴的です。
名古屋市天白区
八事霊園でのお墓じまい
八事霊園でのお墓じまい
特徴と注意点
八事霊園周辺には、名古屋市営の八事霊園と、民営墓地、寺院墓地が入り乱れており、ご自分のお墓が名古屋市営の八事霊園だと思われていても、実はお寺様の墓地だった。ということも多々あります。八事霊園の区画に関しては「八事霊園でのお墓の施工」に記載しているので、不安な場合はご参照ください。(名古屋市のお墓の場合、毎年、管理料の請求が名古屋市から届きます。)
名古屋市が管理している八事霊園でのお墓じまいは、撤去すべき範囲が区画ごとに異なるため、見積もりの際には必ず市の担当者の立会の上、撤去範囲を確認する必要があります。

① ご家族でのご相談
お墓じまいを行うかどうか、お墓じまい後のご遺骨の供養はどうするか、ぜひ一度、ご家族でご相談ください。
この段階で不安に思われることがあれば、お気軽にお問合せください。

② お見積のご用命
お墓じまいを行うことにされたら、お見積をご用命ください。
名古屋市担当者の立会の上、撤去すべき範囲を確認し、お見積を作成します。
墓地の場所は、墓地名義人(名古屋市から請求書が届く人)のお名前・ご住所がわかれば、管理事務所で確認が取れるので、お墓の場所の説明が難しい場合もご安心ください。

③ 霊園管理事務所への連絡、改葬許可申請書など書類の手配
お墓じまいを行うことを八事霊園の墓地管理事務所へ連絡すると、事務所で改葬許可申請書と返還届を作成してもらえます。
管理事務所にお電話を入れていただけましたら、郵送での手続きも可能です。直接、出向かれる場合は、2025年4月から、花屋さんや石材店が集まるエリアに事務所が移転しているのでご注意ください。(以前は火葬場の前でした。)

④ 改葬先の検討
お墓じまいをすることが決定したら、改葬先(お墓に納められているお骨をどこに移すか)をご検討いただきます。刻心堂でも改葬先のご紹介をしております。詳しくは「新しい供養のお手伝い」をご覧ください。

⑤ 八事霊園への工事申請、刻心堂との工事契約
工事日が決まったら、八事霊園に「工事施工届」を提出します。
工事届の提出は弊社で行うのでお任せください。
また、刻心堂と工事の契約をおこないます。
契約書は書面で、お客様と弊社とがそれぞれ保管します。

⑥ 改葬許可書申請書の提出 改葬許可証の入手
天白区役所併設の天白保健センター健康安全課に改葬許可申請書を提出するか、名古屋市保健所生活衛生部環境薬務課宛てに改葬許可申請書を郵送で提出します。(郵送の場合は切手を貼った返信用封筒を同封してください。)天白保健センターでは、約1~2時間で書類を作成してもらえます。申請・受取の代行は刻心堂でも代行しています。お気軽にお申し付けください。

⑦ 閉眼供養(魂抜き)
閉眼供養(魂抜き)をされる場合は、お寺様と相談の上、お経をあげていただきます。
祭壇やお供え物、お花の準備をご希望の場合は、日程をお知らせください。
付き合いのあるお寺様がいない場合は、弊社でご紹介することも可能です。

⑧ お墓じまい、お骨あげ、墓地の更地返還工事
準備が整ったら、お墓じまい(墓地の返還工事)を行います。
お墓に納骨されているご遺骨は残さずお墓から拾うためにも、基本的に工事当日にお骨上げを行うことをお薦めしています。
お骨はご自宅やお寺などご指定の場所へお届けするか、郵送でお送りします。

⑨ 更地返還工事完了の報告
八事霊園管理事務所に工事が終わった報告をし、工事終了届を提出します。
事務所担当者に工事が正しく終わったことを確認いただき、お墓じまいが完了となります。

⑩ 新しい供養先への納骨、散骨
ご用意いただいた改葬申請書を添え、納骨堂や樹木葬など新しい供養先へ遺骨を埋葬します。
散骨や永代供養など、刻心堂でお手伝い可能な場合は代行させていただきます。
詳しくは「新しい供養のお手伝い」をご覧ください。
八事霊園でのお墓じまいの流れ
八事霊園での施工事例

施工前

閉眼供養
施工中

施工後
※こちらのお墓は、霊園管理事務所からの指示で土台部分を残してお墓じまいをしています。土台を残してよいかどうかは、管理事務所が確認して決定されます。詳細は刻心堂が確認しますので、お気軽にお申し付けください。
お墓じまいは周囲に経験者が少なく、疑問や不安に思うことも多いと思います。
刻心堂では全ての工程を女性スタッフが専属でお手伝いします。ご相談、お見積は無料ですのでお気軽にお問合せください。