【お墓じまいのQ&A⑧-1】お墓じまい後、遺骨をどうする?〜新しい埋葬先をさがす〜
- 興田 知子
- 2024年7月13日
- 読了時間: 2分
何らかの理由で従来のお墓をなくしても、お参りする場所が欲しい時、かつ、自宅にお骨を置くことに抵抗がある時には、新しい埋葬先を探すのがおすすめです。
お墓じまい後、遺骨をどうする?〜新しい埋葬先をさがす〜
方法は大きく分けて3種類に分類でき、まずは、どの方法が良いかを考えると選びやすいと思います
〇新しい埋葬先 3パターン
合同供養
大きなお墓のようなモニュメントがあり、そこに大勢の方と一緒に納骨するタイプです。費用は抑えられますが、他の方と遺骨が混ざるので、基本的に後から取り出すことはできません。
個別供養
ご家族ごと、お一人ずつなど、他の方と分けて納骨されます。
室内タイプの納骨堂や、個別納骨できる樹木葬もこのパターンにあたります。
費用は高額になるケースが多く、毎年の管理料が必要になることもあります。
最初は個別に納骨し、何年か後には、同じ施設内にある合同納骨用のお墓に移すという場合も多くあります。
お墓を建て直す
お墓が遠方にあってお参りの負担が大きい場合、お子様がいてお墓守をしてくれる場合、ご自分やお子様の住まいの近所にお墓を建て直すのも良いかもしれません。
お墓をなくすと、どなたかが亡くなる度に埋葬先を考える必要があり、その都度、費用が必要になることがほとんどです。年間管理費の負担もあり、お子様の代まで考えると、かえって費用が高額になることもあります。
管理をお任せできる芝生の墓地に、小さめの洒落た洋風のお墓をつくるのもオススメです。

〇お墓じまい後、遺骨をどうする?〜新しい埋葬先をさがす〜 まとめ
・費用:数万円〜数百万まで様々。
・場所:墓地として定められている場所(寺院や霊園など)に設けられています。
・メリット
選択肢が多い。
・デメリット
費用が高額になる時がある。
管理がしっかりしていないとトラブルになることがある。
お墓じまいをすると、もうお墓はいらない、と思われることも多いと思います。
ただ、最近は芝生のお墓や洋風の庭園式墓地など、管理の負担も小さく、おしゃれで、お子様やお孫さんの代など先々のことまで考えるとかえって負担の少ない墓地も増えてきています。
お子様がいて、新しい埋葬先を探すときは、ご近所にそのような墓地がないか探してみるのも良いかもしれませんね。

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