納骨で後悔しない3つのポイント ~やり方(流れ)・いつまでに(時期)・マナー(服装・お布施・費用)

更新日:5日前


分かりづらいことの多いお墓のこと。中でも「納骨」は経験する機会が少なく、慣れている人はほぼいないかと思います。

大切な方との最後のお別れの時間となる「納骨」。慣れていなくとも、また、慣れていないからこそ、後悔を残さない時間にしていただけたらと思います。これまで数百件の納骨に立ち会い、お手伝いしてきたからこそお伝えできる、後悔しない納骨のポイントを3つにまとめてご案内します。

納骨とは?

 ・そもそも納骨とは

 ・お墓への納骨と納骨堂への納骨

 ・や自宅の庭に納骨しても良いの?


ポイント1:お墓への納骨のやり方 

 ・お寺に来てもらう場合(納骨法要)

 ・自分で行う場合(納骨式)

 ・よくある質問2

納骨って自分たちでできるの?

 ・お墓への納骨のやり方(流れ)

 ・お線香に火をつけるタイミングに注意!

 ・石の移動は気を付けて!


ポイント2:お墓への納骨のタイミング

 ・納骨はいつまでに 

 ・納骨に良い時期

 ・納骨に向いている季節

  

ポイント3:お墓への納骨のマナー

 ・声をかけるべき人、参列者

 ・服装 

 石材店から見た独り言

 ・お布施・費用 

 どんなお花を用意する?


お墓への納骨のポイント:まとめ


【納骨とは?】


■そもそも納骨とは

納骨(のうこつ)とは、お亡くなりになり、火葬を済ませた方の遺骨(いこつ 骨のこと)を、お墓や納骨堂に納めることを指します。


■お墓への納骨と納骨堂への納骨

納骨をする場所は大きく分けて、お墓と納骨堂の2種類に分かれます。ここでは、墓地や霊園にある昔ながらのお墓への納骨について、仏教の場合を前提に、納骨の方法と流れ、納骨を行うタイミングや納骨のマナー、納骨にかかる費用や必要な準備ついてご案内します。



よくある質問1:山や自宅の庭に納骨しても良い?

年に数回、山や自宅の庭に納骨をしたいとのご希望を聞くことがありますが、墓地として決めらめた場所以外に埋葬(遺骨を埋めること)をしてはいけないと、墓地埋葬法という法律で決めらめれています。納骨をして良い場所は法律で決められているので、納骨・埋葬は許可されている墓地や霊園にあるお墓に行いましょう。
思い出の場所だから、、と、勝手に埋葬すると、法律違反になってしまいます。



納骨で後悔しない!

3つのポイント 

~流れ・時期・マナー~


【お墓への納骨のやり方(流れ)】


お墓への納骨のやり方には、お寺様に来てもらう方法と、ご自分たちご家族で行う方法の2種類に分かれます。それぞれのメリット、デメリットを含め、お墓への納骨のやりかたをご案内します。


■お寺に来てもらう場合(納骨法要)

一般的に納骨を行う場合はお寺様に立ち会っていただき、納骨のお経を読んでいただく「納骨法要」を行います。よくあるパターンとしては、お寺やご自宅で49日や一周忌などの法事をおこない、そのまま霊園に移動し納骨法要を行います。


■自分で行う場合(納骨式)

最近、お寺様は呼ばずに自分で納骨するという方や、お寺様に相談したらご自分たちで納骨するよう言われた、という方が少しずつ増加しています。



よくある質問2:納骨って自分たちでできるの?

結論からお話すると、納骨はご自分たちで行うことはできます。とはいえ、参列者の中に慣れている方がいればまだしも、いざ自分たちで納骨しようと思っても、どこから、どうやって納骨したら良いか、何を用意すれば良いか、など、想像がつかないことが多いのではないでしょうか。弊社も含め石材店の中には納骨のお手伝いをおこなっているところもあるので、不安な場合はご相談ください。


■お墓への納骨のやりかた(流れ)

【事前準備】

1:お寺様に来てもらうか、自分たちで行うかを決め、お寺様に来てもらう場合はお寺様と日時の相談をし、自分たちで行う場合は参列者の予定を確認して日時を決定します。

2:石材店にお名前や戒名の彫刻(名入れ・追加彫り)を依頼します。必要に応じて、石材店に納骨のお手伝いを依頼します。彫刻が完成するまでには3週間程度かかるため、納骨の日程が決まっていなくても先に依頼をしておくと良いでしょう。もし万が一、納骨までに彫刻が間に合わなくて問題はありませんので、焦らずに石材店とご相談ください。

3:余裕があれば、前日や、当日の朝にお墓を掃除しておくと、納骨をスムーズに行えます。


【当日の流れ】

お墓に到着したら、水をくみ、お花をお供えし、お供え物や線香・ろうそくを用意します。全員が揃ったら

1:ご遺骨を骨壷から出して納骨袋に移し、納骨室(カロート)の蓋を開け、納骨袋に移した遺骨を納骨室におさめます。(地域によってはお骨壷のまま納骨します。納骨袋は使わず、遺骨のみをそのままお墓に納骨する場合もあります。)

2:お線香とロウソクに火を点けます。

3:皆様でお参りします。

※お寺様に来てもらう場合は、1~3の順序はお寺様に指示に従います。(1の前にお経をあげていただく場合、3に合わせてお経をあげていただく場合など、お寺様によって流れは様々です。)


お墓への納骨法要 お寺様のお経


お墓の納骨時のポイント1:お線香に火をつけるタイミングに注意!

東海地方では「香炉」と呼ばれる石(お線香やロウソクを設置する石)が納骨室の入口を塞ぐ「蓋」の役目をしている場合が多いため、納骨の前にお線香やロウソクに火をつけると、火がついたまま石を動かすことになります。そのため、火をつけるタイミングは、納骨の後、お参りの前がお勧めです。



お墓の納骨時のポイント2:石の移動は気をつけて!

石は硬いのですが、ちょっとした衝撃ですぐに欠けたり、ヒビが入ったりします。石は持ち上げるのではなく、少しずつ、ずらしながら移動させるのがポイントです。とはいえ、石が濡れているとずらした瞬間に思った以上に滑ってしまいます。お墓の本体にぶつかって欠けてしまったんだろうな、、という香炉を時々目にします。特に、ダルマ香炉と呼ばれる石は大変重く、動かすときはくれぐれも慎重に取り扱ってください。


【用意するもの】

お花・お線香・ろうそく・故人の好物、納骨袋などを用意します。

弊社でお手伝いをする場合は、お焼香の用意と、お供え物として「海のもの(昆布)、山のもの(お芋など)、果物(りんごなど)、洗米、お塩(浄土真宗の場合はお塩は使いません)を用意します。

お寺様に来てもらう場合は、お布施も忘れず用意しましょう。

その他、お位牌やお写真をお持ちになるご家族もいらっしゃいます。



【お墓への納骨のタイミング】


■いつまでに納骨すれば良い? 

納骨の場所に決まりがあるのとは反対に、お墓への納骨をいつまでにしなければいけない、という決まりはありません。納骨のタイミングとして多いのは、49日や一周忌です。お寺様から49日や一周忌までに納骨法要をしましょうと提案されたり、区切りの時期としてご遺族の方々が意識されることが多いようです。他には、初盆までに、お彼岸までにと仏教の行事を意識される方や、一年の区切りとして年内には納骨してあげたい、と考えられるご家族が多いです。


■納骨に良い時期や日柄や時間はあるの? 

納骨を忌明けの慶事と捉える場合もあれば、(特に49日までに納骨する場合などは)納骨までを弔事と考える場合もあります。そのため、日柄についてはお葬儀のように気にすることはほぼなく、土曜日や日曜日など、参列者の集まりやすい日程が選ばれる傾向にあります。時間についても特に決まりはありませんが、お昼前や午後一番の時間帯が多い傾向にあります。



お墓の納骨時のポイント3:納骨に向いている季節

年に何十件と納骨式や納骨法要のお手伝いをしていると、納骨に向いている季節、というものを実感します。納骨に向いている季節は、やはり、春か秋、気候が良く天気の安定している季節です。お墓は想像以上に、夏は暑く、冬は寒くて冷え込みの激しい場所です。また、雨が降ると雨宿りできる場所もあまりありません。納骨法要はおおよそ30分~45分程かかるのですが、特に夏は、炎天下の直射日光の下、60℃近くまで熱せられた墓石の近くで立っているのは大変です。季節を選ぶことができる場合は、少なくとも真夏は避けていただくことをお勧めします。



納骨法要の服装 喪服と平服


【お墓への納骨のマナー】

 

■声をかけるべき人、参列者

お墓への納骨時の参列者は、葬儀やお通夜より大幅に少なくなるケースが大半です。親しい友人や近所の方も参列されて30人程度になることもありますが、故人のお子様、お孫さん、ご兄弟などで5~10人程度が一般的です。少ないと2~3人、お一人だけの納骨、というケースも見受けられます。特に最近はコロナ感染を意識し、声をかけることを遠慮して少人数で納骨されるケースが増えてきているようですが、一方的に遠慮して後から「なんで声をかけてくれなかったの?」となっては取り返しがつきません。二親等ぐらいまではお声がけし、ご高齢の方や遠方の方には「くれぐれもご無理なさらず。」とお伝えすると、後々の問題も起こりにくいと思います。

 

■服装 

納骨の服装は喪服か平服か、迷う方も多いと思います。49日や一周忌の法要の後に続けて納骨する場合、やはり皆様、喪服で参列されているようです。



石材店から見た独り言:お墓への納骨時は黒の平服で良いのでは。。

春や秋など気候の良い時期は喪服で問題ありませんが、夏の喪服、冬場の防寒着なし、は、参列する方にとって、かなり辛い状況となります。限られた身内の方だけで行うことの多いお墓への納骨です。真夏は特に、喪主の方から一言、「平服でお越し下さい」と声をかけていただけると良いと思います。平服で、と案内された場合、参列者側はできれば無地の黒系の服で、肌の露出が少ない服を選べば問題ありません。
また、炎天下の場合、帽子はNGですが日傘は問題ありません。こちらも柄の目立たない落ち着いた色味の傘を持参し、直射日光を遮るだけでも体感温度が全く異なります。
暑さ寒さに惑わされることなく、心を込めてお参りできる状態が、何よりのご供養になると思います。


 ■お布施・費用 

お墓への納骨にかかる費用は全体でいくらぐらいかかるのでしょうか。お墓を建てる場合の費用は多岐に渡りますので、ここではお墓がある前提でご案内します。

1:お寺様に渡すお布施 いくらを、いつ、どうやって渡す?

納骨法要でお寺様にお経を読んでいただいた場合のお布施は1万円(+交通費)~3万円程が多いですが、地域、宗派によっても異なります。直接お寺様に聞くと確実ですが、聞きづらい場合は親戚に相談するか、名前を彫ってもらった石材店に相談ください。

お布施は白の封筒に入れ、表書は「御布施」と記載します。渡すタイミングは、納骨法要が終わった後が一番多く見受けられます。


2:お墓への名前の彫刻費用

税込4万円~5万円程度が一般的ですが、安い会社、髙い石材店など様々です。極端に安い場合は安くできる理由があるものです。お墓に彫刻するお名前は先祖代々受け継がれてきたお墓にずっと残るものです。安い理由が納得のいくものか確認してからご依頼ください。

3:その他

お花やお供え物の用意にかかる費用などが数千円かかります。



よくあるご質問3:お花はどんなお花を用意する?

49日前にお墓に納骨する場合は白系のお花を用意します。できれば事前に花屋に注文し、白系のお花でお墓に供えるものと伝えて用意しておいてもらうと、当日スムーズに受けとりができます。また、お墓には対(つい 二つでワンセットになっていること)で供えることがほとんどですので、お花は一対(いっつい 左右対称で同じものを二本)用意してもらいます、
49日を過ぎてからはお花の色に決まりはありませんが、トゲがある花は避けたほうが良いと考えることもあるので、故人が薔薇が大好きだったなど特段の理由がなければ、薔薇の花は避けると良いでしょう。


納骨法要のお供え花

#納骨

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