お墓に刻む文字 ~お墓の題字・建立者・戒名など~

更新日:2月12日

今日はお墓に刻む文字について、お話したいと思います。


基本的には特別な決まりはなく、文字、位置なども自由です。近年人気の洋風墓や樹木葬では、皆様思い思いの絵柄や文字を彫刻されています。お寺様の敷地にお墓を建てる場合は決まりごとのある場合もあるので、石材店やお寺様に相談しながらお墓に刻む文字や模様を決めると良いでしょう。


お墓の正面に刻む文字の例
お墓の正面に刻む文字


 

お墓の部位と、それぞれに刻む内容

宗派ごとに異なるお墓の正面に刻む文字

墓石の文字書体の種類

 

お墓の部位と、それぞれに刻む内容

お墓の部位とそれぞれに刻む内容
お墓の部位とそれぞれに刻む内容


【棹石(さおいし)の正面】  

 和型の墓石であれば、家名や題目、○○家之墓、先祖代々之墓など

 墓石の正面に入れる文字は絶対にこの文字を入れるということはありませんが、

  宗派による傾向や一標準的なものはあります。                                   

 洋風の墓石では故人へのメッセージや好きな言葉をかかれる方もいらしゃいます。


【棹石(さおいし)の右側面】 

 戒名、法名、法号、俗名(故人の生前の名前)、没年月日、享年(行年)など

 故人の成仏を願い、墓石に刻みます


【棹石の裏面】  

 建立年月日、建立者名

 棹石は仏石なので、へりくだって上台石左面に刻むこともあります。


【水鉢】

 家紋


【左右の花立て】

 家名(○○家)、蓮の花の絵   



お墓に彫る家紋の例
お墓に彫る家紋

 


宗派ごとに異なる、お墓の正面に刻む文字   

宗派によっては棹石に書かれる文字に違いがあります。


日蓮宗     「南無妙法蓮華経」をひげ文字で入れるか、「妙法」と入れたあとに「○○家先祖代々」

浄土宗・天台宗  「南無阿弥陀佛」もしくは、梵字を入れた後に「○○家先祖代々」

j浄土真宗    「南無阿弥陀佛」もしくは、「倶会一処」

真言宗     「南無大師遍照金剛」もしくは、梵字を入れた後に「○○家先祖代々」

臨済宗・曹洞宗  「南無釈迦牟尼佛」もしくは、円相を表す○を入れた後に「○○家先祖代々」


お墓を拝見していて一番多いのは「○○家先祖代々之墓」か「南無阿彌陀佛」ですが、宗派によっての決まりが気になる場合は、お寺様にご相談されると良いでしょう。


 

墓石の文字書体の種類

墓石に使われる書体に制限はなく、基本的に好きな書体を使用することが可能です。

        

・私たちが日常使う様な「楷書体」

・崩し文字の「行書体」  

・行書よりももっと崩した「草書体」

・中国由来の「隷書体」

・お寺の住職や書家の手書き文字など


一般的には、読みやすく、風化に強い「楷書体」が好まれる傾向にあります。   


 

最近はお墓を「家のもの」と考えるだけでなく、お父さん、お母さん、ご主人、お子様、など、特定の方の供養のために建てるものと考えられる方も多くなっっています。

まずは、何のために、誰のためにお墓を建てるのか、それによってお墓に彫る文字も変わってくると思います。宗教、先祖供養、大切な人を偲ぶ心、家族をつなぐ場としての役割など、自分が供養(お墓づくり)で大切に思うものが何なのか、お考えいただき、文字を決められるとよいのではないでしょうか。

      

お墓参り
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